
日本共産党と「対米自立」――巨大な声に呑まれず、自分たちの未来は自分たちでつかもう
高校生、大学生、そして若い皆さんへ。
あなたは今、日本がどのように世界と向き合っているか、考えたことがありますか?
日々のニュースや政治の話は、どこか遠い世界のことのように感じるかもしれません。でも、実はその一つひとつが、これからのあなたの暮らし、働き方、生き方に直結しているのです。
アメリカの大統領が何を言い、日本の政治家がどう反応するか――そんな「大人の世界の話」は、自分とは関係ないと思っていませんか?
でも、日本がアメリカに遠慮してばかりでは、本当に必要な政策を実現することはできません。
あなたの将来を守る政治が、誰かの顔色によって左右されてしまっていいのでしょうか?
今回は、そんな「対米自立」というテーマを、一枚の風刺漫画から読み解きながら、わたしたちがどう行動すればいいのかを一緒に考えていきましょう。
2025年、アメリカ大統領に返り咲いたドナルド・トランプ氏の姿が、赤旗の一コマ漫画の中で大きく描かれました。
その顔の横に小さく立つ日本の政治家は、「顔色うかがわず、毅然と主張を!」と訴えています。
その言葉には、強大なアメリカの圧力に対しても、日本がしっかりと自分の意見を貫くべきだという願いが込められています。
そしてこれは、まさに**「対米自立」**というテーマの核心です。
対米自立って、なに?
日本は戦後、アメリカとの同盟関係を基盤に政治や経済、安全保障の仕組みを築いてきました。
しかし、時にそれは「従属」に近い状態になることもあります。
たとえば、アメリカの大統領が自国の産業を守るために一方的に日本製品に高い関税をかけてきたとしても、日本側がはっきり「NO」と言えないことがあるのです。
日本共産党は、こうした状態を見過ごしません。
日本共産党の考え
日本共産党は一貫して「自主・自立の外交」「経済主権の回復」を主張してきました。
- 日本はどこの国にも隷属しない、真に独立した国であるべき
- 外交や経済、安全保障は、日本国民自身が決めるべき
- アメリカとも対等・平等な関係を築くことが、真の友好につながる
たとえば、トランプ政権の「関税戦争」に対しても、日本政府は強く交渉して関税撤回を求めるべきという立場です。
言いたいことを言わずにニコニコしていても、相手のペースに巻き込まれるだけ。
むしろ、きちんと主張してこそ、真の信頼関係が築かれるのです。
若い世代が向き合う「主権の現実」
この話は、単に国と国との関係だけの問題ではありません。
私たち一人ひとりが、どれだけ自分の意見や未来に責任を持てるかという「生き方」の問題でもあるのです。
例えば、こんなことを感じたことはありませんか?
- 「学校で理不尽なルールがあるけど、誰も逆らえない」
- 「社会の仕組みが古くて、生きづらい」
- 「もっとフェアな社会になってほしいのに、声をあげる人が少ない」
これらも、「大きな力の前に黙ってしまう」という構図ではありませんか?
だからこそ、自分たちの意見をきちんと主張し、仲間とつながりながら変えていこうとする姿勢が、政治や社会をより良くするために大切なのです。
「毅然と主張を」――この言葉を、あなたに送ります
この一コマ漫画にある「毅然と主張を」という言葉は、外交に限らず、今を生きる私たち全員に向けたメッセージです。
社会に対して、
学校に対して、
働き方に対して、
未来の政治に対して――
どんな場面でも、自分の考えを持ち、声をあげること。それが、誰かの顔色をうかがわずに生きていくための第一歩です。
日本共産党は、そんなあなたの「声」を大切にする政党です。国のあり方を上から押しつけるのではなく、市民一人ひとりとともに考え、動き、変えていくことを大切にしています。
未来は変えられる。自分の手で。
10代、20代の今こそ、自分たちの「主権」について考える時です。
それはただ投票するということだけではありません。
日々の生活の中で、「これはおかしい」と思うことに対して、どう行動するか。
それが社会を動かす原動力になります。
どんなに相手が大きく見えても、声をあげることを恐れないでください。日本共産党も、皆さんとともに声をあげ、未来を切りひらいていきます。

国民の命と暮らしを守るために――「高額療養費制度」と日本共産党の役割
はじめに:医療費の心配が、あなたにも起こりうる
突然の病気やケガ、そして入院。
あなた自身や、家族の誰かが医療を必要としたとき、最初に頭に浮かぶのが「お金」のことだったら――。
日本には「高額療養費制度」がありますが、その制度でさえも国は今、負担増を検討しています。
果たしてそれは、国民のための政治なのでしょうか?
高額療養費制度とは?
医療費が高額になったときの“命綱”
高額療養費制度は、一定額を超えた医療費を国がカバーする仕組みです。
収入に応じて上限額が設定されており、それを超えた分は後で払い戻されます。
しかし問題も多くあります。
- いったん高額を立て替えなければならない
- 手続きが複雑で、戻ってくるまで時間がかかる
- 限度額自体の引き上げ議論が進んでいる
こうした課題が、国民の不安と怒りを広げています。
日本共産党の立場と政策
命に値段をつけさせない
日本共産党は、「医療は国民の権利であり、命に値段をつけてはならない」という基本理念に立ち、次のような政策を掲げています。
1. 医療費の窓口負担を軽減
自己負担を軽くすることで、受診控えを防ぎ、誰もが安心して医療を受けられる社会を目指します。
2. 高額療養費制度の改善
煩雑な手続きを簡素化し、支払いの前倒し制度(現物給付)の拡充を訴えています。
3. 財源は富裕層と大企業から
社会保障を維持・拡充するために、税の公平化を徹底。庶民に負担を押し付けるのではなく、応分の負担を求めています。
若者にこそ関係のある「高額療養費制度」
「まだ若いから関係ない」…本当にそう?
こんな場面を想像してみてください。
- 学校でケガをして手術が必要に
- 一人暮らし中に病気で長期療養に
- 家族の入院により生活費が圧迫される
どれも、若い世代に起こりうる現実です。
医療制度は、「いつかの話」ではなく、「いまの話」でもあるのです。
自己責任社会より、支え合う社会を
「がんばる人だけが報われる」社会の限界
「病気になったのは自分のせい」
「お金がないのは努力不足」
そんな自己責任論がはびこる社会で、本当に人は幸せに生きていけるのでしょうか?
日本共産党が目指す社会像
- すべての人が安心して医療を受けられる
- 助け合い、支え合いを前提にした政治
- 利益よりも、いのちを優先する社会
共産党の政策は、弱い立場にいる人を守る「やさしさ」と「確かな根拠」に支えられています。
あなたの声が、政治を動かす
選挙で未来を選び取る
制度を変える力は、選挙と政治にあります。
そして、それを変える力を持っているのは、私たち一人ひとりの「声」です。
- 負担増ではなく、医療の充実を
- 自己責任ではなく、社会の支えを
- 格差社会ではなく、平等な医療を
これらの思いを、日本共産党は真正面から受け止め、実現に向けて行動しています。
まとめ:変える力は、あなたの中にある
未来は、待っているだけでは変わりません。
今を生きる若い世代の意識と行動こそが、日本の政治を動かす力になります。
「高額療養費の負担増」は誰にとっても他人事ではない。
「日本共産党」は、あなたの命と生活を守るための選択肢です。
小さな一歩が、社会全体を変える力になる――
その一歩を、あなたとともに踏み出しましょう。