みなさんは「人類と核兵器は共存できない」という言葉を聞いたことがありますか? 例えば、広島や長崎で起こった原爆投下は、たくさんの人々の命を奪い、今もなお多くの方がその影響に苦しんでいます。この言葉は、核兵器が私たちの世界にもたらす恐ろしい影響を表したものです。
「核抑止力」という考え方は、平和を守るどころか新しい争いを生む原因になっています。このような悲劇を繰り返さないためにも、核兵器について考え、日本共産党が核兵器廃絶を目指す理由を分かりやすくお話しします。一緒に平和な未来を築きましょう。
核兵器って何?どうして問題なの?
核兵器の恐ろしさ
核兵器は、たった1つで都市全体を壊してしまうほどの破壊力を持っています。例えば、広島では一発の原爆によって約14万人、長崎では約7万人が亡くなり、その後も多くの人が放射能の影響で苦しみました。その影響は爆発の瞬間だけでなく、放射能によって何十年も続きます。
広島や長崎の被爆者の方々が今でも苦しんでいるのは、その影響がとても大きいからです。核兵器は、世界中の人たちの命や健康、そして地球そのものを危険にさらしています。
「核抑止力」って本当?
「核兵器を持っていると戦争が防げる」と言われることがありますが、実際には核兵器を持つ国が増えると、他の国も「自分たちも持たないと危ない」と考え、結果として核兵器がどんどん増えてしまいます。この考え方では争いを防ぐどころか危険が増えてしまうのです。
日本共産党の考え――核兵器をなくそう!
核兵器禁止条約を広げよう
日本共産党は、核兵器を完全に禁止する「核兵器禁止条約」をもっと多くの国が守るようにしようと努力しています。この条約は「核兵器を持つのも、使うのもダメ!」という約束です。
日本共産党は、国際会議での発言を通じて条約の重要性を訴えたり、国内外での平和集会を支援したりしています。また、被爆者の方々と連携し、核兵器の非人道性を広めるキャンペーンを行い、条約の批准を推進しています。
日本は、広島と長崎という核兵器の悲劇を経験した国だからこそ、この条約に参加して、世界中の人たちに「核兵器はいらない」と伝える役割を果たすべきです。
「核の傘」から抜け出そう
日本は現在、アメリカの「核の傘」に頼っています。これは「アメリカが持っている核兵器に守られている」という考え方ですが、この政策は日本を核攻撃の標的にする危険性を高めるだけです。
日本共産党は、軍事力に頼らず、話し合いや協力によって平和を守る道を進むべきだと考えています。核兵器に依存しない安全保障を実現するために、「核の傘」から脱却することが必要です。
被爆者の声を大切に
広島と長崎で被爆した方々の声は、核兵器の恐ろしさを伝えるとても大切なメッセージです。日本共産党は、この声を日本だけでなく世界中に届け、「核兵器はいらない」という思いを広めるために活動しています。
中学生・高校生のみなさんにできること
核兵器をなくすためには、大人だけでなくみなさんの力も必要です。例えば、広島や長崎の被爆者が核兵器の悲惨さを訴える活動を支援したり、署名活動に参加することで、核廃絶への声を広げることができます。未来をつくるのは、みなさんだからです!では、どんなことができるのでしょうか?
1. 知ることから始めよう
核兵器について学ぶことが第一歩です。本やインターネットで広島や長崎の被爆者の体験を知ったり、学校の授業で平和について考えることができます。
2. みんなに伝えよう
家族や友だちと「核兵器って本当に必要なの?」と話してみましょう。SNSで平和に関する情報を発信するのもいいですね。小さな行動が大きな変化を生みます。
3. 声をあげよう
署名活動や平和集会に参加してみませんか?例えば、広島で行われる平和記念式典や、長崎での核廃絶を訴える集会に参加することができます。これらのイベントでは、多くの人が核兵器廃絶を求める声を上げています。署名活動やイベントを通じて、自分の思いを伝えることができます。中学生や高校生の声は、大人たちにとってとても貴重なんです。
おわりに
核兵器は、私たちの未来を脅かす大きな問題です。しかし、それを変えられる力はみなさん一人ひとりの中にあります。「核抑止力」に頼らず、話し合いや協力によって平和を築く道を選びましょう。
日本共産党は、核兵器のない平和な世界をつくるために努力しています。その実現には、みなさんの力が欠かせません。
被爆者の声を胸に、私たちも一緒に行動を起こしていきましょう。